ミノキシジルの副作用

育毛に効果的な成分として有名なミノキシジルは、人によってめまいやむくみなどの副作用が出ることがあります。

ミノキシジルで確認できている副作用

ミノキシジルで確認できている副作用早い人で20代後半、主に30代以上になると、薄毛で悩む男性が増えます。この頭頂部や生え際の部分が薄くなる男性特有の薄毛を「AGA(Androgenetic Alopecia)」や「男性型脱毛症」と呼びます。

最近はAGAに対するアプローチがかなり変わってきました。効果の大小はありますが、AGAの人に対する治療法が確立されてきたためです。具体的にはミノキシジルとプロペシアを使います。これらを併用することで薄毛に対して一定の効果があることが確認されています。

特にミノキシジルは元々、血管拡張効果のある高血圧の飲み薬として、アメリカで広く利用されてきました。その副作用によって体の毛が濃くなる「多毛症」が多く発生し、そこから育毛剤としての研究開発が進められたという歴史があります。

今では経口薬だったミノキシジルを、外用薬の育毛剤として利用されることのほうが多いです。このミノキシジルを含んだ育毛剤として有名なのが薬局で購入できる「リアップ」になります。

リアップは大正製薬から発売されている「壮年性脱毛症」に対する発毛と育毛、脱毛の進行予防のための育毛剤です。リアップには1%のミノキシジルが含まれており、これが発毛効果を与えています。同様にミノキシジルが5%含んだ「リアップ×5」も発売されています。こちらのミノキシジル含有量が多いほうが値段は高いですが、発毛効果も期待できます。

このリアップシリーズを発売するにあたり、大正製薬ではミノキシジルによる副作用についての臨床検査を行っています。そこでは全利用者中の10%以下ではありますが、副作用が認められています。ミノキシジルを外用薬として利用した場合、最も多い副作用としては「頭皮のかゆみ」です。さらに頭皮の炎症や湿疹、脂漏性皮膚炎などの症状も副作用として確認されました。

ミノキシジルの含有量が多いほど、副作用の発生する割合も高まるため、ミノキシジル1%の場合は利用者の約5%、ミノキシジル5%の場合は利用者の約9%に、このような副作用が見られました。

また、これ以外の副作用としては、眠気、倦怠感、頭痛、体重増加、むくみなどの症状も出る可能性があります。公式ではないですが、心臓がチクチクしたり、呼吸が荒くなる人、イライラしてしまうもいたとのことです。ただし、副作用のすべてにおいて「ミノキシジルが原因である」との確証があるわけではないので、過敏になる必要もありません。

リアップとリアップ×5は、ミノキシジルの含有量としては実は少ないです。そのため、これらを使用したことで重篤な副作用が出る可能性は、極めて「低い」と考えられます。自分の肌への相性は、使用することですぐにかゆみなどでわかりますから、試しに少量を利用してみて長期的で使うかどうかを決めると安心です。

市販のミノキシジルの育毛剤は大丈夫

ミノキシジルとは男性型脱毛症に対して効果のある薬として認められた数少ない成分の1つです。現在、男性型脱毛症に効果のあるとされる薬はミノキシジルとプロペシア(フィナステリド)だけです。そのため、薄毛に悩む人であればミノキシジルという名前の認知率は高くなりました。

ミノキシジルとプロペシアは元々、異なる目的で使われていた薬です。ミノキシジルは血管拡張の効果があるために血圧降下剤として利用されていましたし、プロペシアは前立腺肥大症の治療薬として広く浸透していました。

それぞれに副作用として発毛効果が認められ、その後、発毛剤としての研究開発が進められて来たという経緯があります。例えば、プロペシアは発毛や育毛を阻害するジヒドロテストステロンの生成を促している「5αリダクターゼ」の働きをストップさせる効果があるため、プロペシアを服用することで発毛効果があるということがわかっています。

しかし、ミノキシジルについては実ははっきりした発毛効果のメカニズムはわかっていません。ただし、ミノキシジルとプロペシアを併用することで、その発毛効果が高まることが判明しているため、男性型脱毛症の人に対してはどちらも使うことが推奨されています。

さらにミノキシジルは血管拡張効果があるため、その他の育毛剤を同時に使うと成分が毛根に浸透しやすくなるという副次的な効果も期待できるようです。

ミノキシジルを使用するにあたっては、副作用が心配です。国内であれば、リアップやリアップX5、海外であればロゲインなどが、市販されているミノキシジルが含まれた育毛剤ですが、一般的に利用する上ではほぼ副作用は発症しないです。

まれにミノキシジルを付けた頭皮の部分にかゆみや湿疹、フケなどが起きるケースがありますが、利用者の10%未満ですし、深刻な問題ではありません。

それ以外にミノキシジルの含有量が多いミノキシジルタブレットなどの内服薬もあります。これは日本国内では承認されていませんが、その場合は外用薬として利用する場合よりも発毛効果が高い分、副作用が起きる可能性も高いことがわかっています。

その場合の副作用は、ミノキシジルの持つ血管拡張の効果による血圧低下、心拍数の増加やむくみ、吐き気などが主でした。元々が高血圧患者のための薬ですから血圧低下の作用は大きく、高血圧の人が医師から降圧剤などを処方されて服用している場合は、ミノキシジルと併用することで血圧が下がりすぎることもあります。

そのため、血圧などの疾患がある人や何らかの病気を持っている人がミノキシジルを使用する場合は、事前に医師に相談して、万が一、副作用が出た場合はすぐに使用を止めて、医師の診察を受けることが推奨されています。

BUBKA